1979-02-21 第87回国会 衆議院 文教委員会 第3号
総理府も確かに、青少年の育成やそしてまた非行防止その他について心を配っておられますが、ちなみに、いまの子供たちを取り巻く状況というのはどんなものだろうかと並べ上げてみますと、たとえば自然破壊、環境破壊、公害による子供たちの健康、安全の阻害、地域社会の連帯感の欠落、遊び湯の不足、不良出版物のはんらん、誤った性の解放、そして学歴偏重の社会的風潮、塾通いの子供の増加、偏差値テストの費用による父母の教育費負担
総理府も確かに、青少年の育成やそしてまた非行防止その他について心を配っておられますが、ちなみに、いまの子供たちを取り巻く状況というのはどんなものだろうかと並べ上げてみますと、たとえば自然破壊、環境破壊、公害による子供たちの健康、安全の阻害、地域社会の連帯感の欠落、遊び湯の不足、不良出版物のはんらん、誤った性の解放、そして学歴偏重の社会的風潮、塾通いの子供の増加、偏差値テストの費用による父母の教育費負担
なお、この有害広告物と同様に、青少年の保護育成上および善良なる風俗を保持する上からみのがすことができないのは低俗週刊誌等不良出版物の氾濫であります。 このような青少年に有害な不良広告物や低俗出版物は今日増えこそすれ、些かも減るきざしを見せていないのでありまして、国の次代を担う青少年の健全な育成を願う立場から憂慮にたえないところであります。
なお、この有害広告物と同様に、青少年の保護育成上および善良なる風俗を保持する上からみのがすことができないのは低俗週刊誌等不良出版物の氾濫であります。 このような青少年に有害な不良広告物や低俗出版物は今日増えこそすれ、些かも減るきざしを見せていないのでありまして、国の次代を担う青少年の健全な育成を願う立場から憂慮にたえないところであります。
教育の問題あるいは暴力団とのひもつきの問題、あるいは不良出版物についての取り締まりの強化、こういうような方面でやっていく以外に方法はない。いろいろな施策は、社会を明るくする運動でありますとか、あるいは三十歳くらいの人々にこの少年を指導させるような方法を講じるとか、いろいろやっておりますが、根本は私は教育の問題である、そう考えております。
このような少年犯罪の犯罪原因でございますが、これはまことに複雑でございまして、一言に申し述べますことは容易ではないと思うのでございますけれども、根本的には、戦後の道義観念の動揺低下といったようなことや、物質偏重、消費生活の盛んになってきたことなど、いろいろなものが複雑に錯綜いたしまして青少年に悪い影響を及ぼしておるということはどうも動かしがたいように思うのでございますが、そのほかにも、不良出版物の関係等
その際各方面、もちろん言論界からもおいで願いますし、それから出版界、テレビ、ラジオ、各方面のマスコミの関係者の方においで願いまして、十月から十二月まで懇談会を開きまして、幾多の事例を示しまして、ぜひこれらについてマスコミの関係者の方の——極端に申しますと、その中に不良出版物が非常に多かったものでございますから、その方々はひとつ反省をしていただきたい。
たとえば、最近不良出版物がはんらんしております。わいせつ的な、すれすれのものが多いのですけれども、これをそういう出版物禁止という法律で、そういうちょっとエロじみたものを禁止するということになると、必ず反対が出るでしょう、表現の自由ということで。むしろ現在の日本はそういう意味では自由すぎる。自由の乱用という過程だと思うわけです。
それで健全育成の面におきましては、いろいろ映画の対策とか、あるいは不良出版物、雑誌など、それから悪い本、そういったものの対策、それから紙芝居、貸本屋、そういったものをなるべくいいものを与えるようにという対策もいたしております。
立法の問題でむずかしいという御答弁ですけれども、むずかしい問題ということはだれもがわかっておるけれども、どんな国でも子供を守るためには、不良出版物、映画あるいは先ほどいったような業態のものについては画然と児童を守るところの法律があると思っております。
で、大体中央に対して、たとえば金を出せとか、あるいは覚醒剤の問題について、こういう対策を立てろとか、あるいは映画の問題、あるいは不良出版物の問題等に対しての要望はたくさん出ます。出ますが、先ほど私申しましたように、そういうこととは無関係、全然無関係とは言えないにしても、いわば問題にしなくてもいいようなところがたくさんあるような現実なのでございます。
不良出版物といっても、これは多少の漫画本とか、雑誌くらいは入っていっているかもしらんけれども、そういうことに日常接しておらぬ子供がたくさんあるということを考えなければいかぬのですが、そうしますと、何かうわずった、地方の実情から離れた、これは大事な、共通問題と言えば、それまででございますけれども、そういう何か高いところにばかり問題の焦点がしぼられて考えられていく、こういうところに私一つの大きな問題があろうと
特に性犯罪が非常にふえておりますことにつきまして、少年に性的刺激を与えるいわゆる不良出版物、あるいは映画等、こういったものが現実に問題を起した少年を取り調べてみた結果によりまして、はっきりと言えることでございますので、そういういわゆる少年を取りまく不良文化財と申しますか、そういったものに対しまして、これは関係の業者、製作業者等の自粛にも待たなければなりませんし、あらゆる関係の者が相寄り協力いたしまして
青少年問題協議会の意見書の中を見ますると、不良出版物や不良映画、そういう問題について自己規制を強く要請する意見が出ております。
少年非行が非常にふえております原因が那辺にあるかということになって参りますと、これはきわめて複雑ないろいろな要因があろうかと思いますが、何と申しましても、戦後道義が頽廃したということ、青少年を取り巻く社会的環境がきわめて悪いということ、あるいはまた不良出版物、あるいはヒロポンだパチンコだといったような、少年を不良化する誘因となるものが彼らの周囲に山積しておる。
○政府委員(田中榮一君) ただいま大臣の仰せになりました社会運動を全面的に展開する一つの方法といたしましては、まあいろいろな方法があろうかと考えておりまするが、現在新生活運動を政府といたしましても大いに提唱いたしまして、風紀の改善、それからまあ青少年の不良化防止、あるいはまたいろいろな先ほどお話がございましたような不良出版物をなるべく排除すると、こうした運動も新生活運動の一つの一環としまして展開されるものと
○委員長(飯島連次郎君) それから社会教育の中の青少年に有害な不良出版物、映画等の抑制措置を講ずるというのでありますが、これは金額が入っておりませんけれども、どのくらいですか。
○政府委員(内藤誉三郎君) 外国の事情をそうつまびらかに知っておるわけではございませんが、イギリスでは青少年に不良出版物、不良映画等を禁止するような立法措置が講ぜられようとして議会に提案されるといろ話は聞いております。それからドイツにおいても、フランスにおいても青少年に対する不良な出版物、映画等を禁止するような措置をとっておるようでございます。
また不良出版物、これも法規上非常にむずかしいことでありまするが、不良出版物の抑制もいたしたい、まあかようなことをおもなる項目として逐次やっていきたいと思っています。 なおこのほかに、緊急の施策といたしまして別にぬき上げたものがございます。
最後に話のあった運賃の問題等につきましても、一例をあげてみるならば、たとえば定期刊行物の雑誌であるならば、その内容がたとい今日問題になっている不良出版物であっても、やはり第三種郵便物の取扱いを受け、法的な効果を受けております。その分だけは少くとも価格から低減されているというのが実際であります。
それ以外にも、青少年問題は、広く言うと国の各層に通ずる問題でありますので、いろいろ対策もあろうと思いますが、問題が大きいだけに大きい対策もありますけれども、具体的問題を取り上げて参らぬと進歩がおそい、こういうこともありますので、私たちといたしましても、とりあえず覚醒剤の問題あるいは不良出版物を、必ずしも権力取締りということのみを目的としておりませんが、でき得るなら自主的にだんだん、少くとも害があるような
(拍手) 覚醒剤、不良出版物等のはんらんはまことに嘆かわしき事態でありますが、特にわが国の将来をになりうべき青少年に対し悪影響を与えていることは、まことに憂慮すべきことであります。政府としては、広く民間諸団体の協力を得まして、早急にこれが絶滅のため適切有効な対策を講じ、もつて明朗な社会の建設に邁進いたしたいと存ずるのであります。